こんにちは!元獣医師のにぼしです。
大切な家族としてお迎えした猫ちゃんには、せっかくだから、素敵な名前を付けてあげたいですよね!
しかも、できればありきたりな名前ではなく、可愛くてちょっと変わった、その子にぴったり合う名前がいい!と欲張りな気持ちになるもの。
今日はそんなあなたの願いを叶えるべく、猫ちゃんの名前の付け方をご紹介します。
私が考える、素敵な名前の条件はたった一つ!猫にとっても人にとってもしっくりくる名前であるということ。
名前を付けるステップと、名前を考える時のヒント・発想法がわかれば、素敵なぴったりの名前が付けられるはず!
名前が決められなくて悩んでいるあなたも、記事を読んで、一度アイデアを整理してみましょう。
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名前を決める3ステップ!
まずは、どうすれば効率よく的確な名前を決めることができるか、順序をおさえておきましょう。
難しく考える必要はありません!
たった3つの簡単なステップに沿って進めるだけ!是非お試しあれ!
1.イメージする
まず最初のステップとして、あなたの猫ちゃんについて、いろいろなイメージを膨らませていきましょう。
目を瞑って、猫ちゃんの顔つきや毛色、体型などを頭の中でイメージしてください。
そして、どんな風に一緒に暮らしていきたいか、成長してほしいか、願いを込めて想像します。
のんびり屋さんかな?いたずらっこになるかな??など、これから家族として一緒に過ごしていく風景を想像してみましょう。
最初にしっかりイメージすることで、猫ちゃんにぴったりの名前が思い浮かびやすくなります!
2.アイデアを出す
イメージが膨らんだところで、名前のアイデアを出していきましょう。
「可愛い名前」「力強い名前」など、「こんな名前をつけたい!」というあなたの想いや、「毛がふわふわ」「よく鳴く」といった猫ちゃんの特徴など、頭の中でイメージした時に思いついたワードがあれば、メモに書き出しておきます。
実際に書き出すことで、それがヒントになって素敵な名前を思いつくかもしれません。
とにかく気になったワードやはどんどんメモしましょう。
そして、名前の候補リストを作っていきます。(次の章で詳しく説明しますね!)
3.名前を呼んでみる
候補の名前がいくつか決まったら、実際に声に出して呼んでみましょう。
猫ちゃんの反応や、音の響きなど、呼んでみて人間・猫ともにしっくりくる名前があれば名前決定です!
猫ちゃんの名前は、あなただけでなく、家族の人や動物病院など、他の人から呼ばれることもあります。
一人で迷ったら、他の人に声に出して呼んでもらうのもいいかもしれません。
名前のアイデアを考えるための5つの発想法!
さて、それではいよいよ名前のアイデアを出すためのヒントを紹介していきますね。
名前を考える時、ネットで探してもなかなかあなたの猫ちゃんにぴったり!と思える名前は見つからないもの。
なぜなら、ぴったりな名前を付けてあげられるのは、実際の猫ちゃんを知っているあなただけだからです。
5つのアイデア発想法で、素敵な名前を見つけてあげましょう!
- 毛の色・柄(見た目)
- 鳴き声・しぐさ(性格)
- 季節
- 好きなもの
- 願いを込める
早速、順番に見ていきましょう!
1.毛の色・柄(見た目)
これが一番オーソドックスな名前の付け方ではないでしょうか?
黒猫だから「クロ」、トラ柄だから「トラ」・・・など、毛色や柄にちなんで名付けるパターンですね。
「クロ」や「トラ」など、わかりやすい名前もシンプルで可愛いですが、少しひねりを加えて・・・
- クロ → ウニ、わかめ、海苔、くろすけ、チョコ
- シロ → ユキ、白玉、おもち、ハク、ミルク
- 茶色 → ちくわ、マロン、あんず、くるみ、ムギ
など、色や見た目から連想した名前もオリジナルで可愛いですね。
毛色や柄以外にも、
- 見た目がまるっこい → マル
- 毛がふわふわ → ふわり、モフ
など、見た目の印象から付けられた名前は、猫ちゃんにしっくり合うことが多いと思います。
2.鳴き声・しぐさ(性格)
見た目と近いですが、鳴き声やしぐさなどを元に名前を付けてみるのはどうでしょうか?
「にゃん」「みー」「みゅー」など、鳴き声にちなんだフレーズを使うと、猫らしい名前になりますね。
また、しぐさや性格にちなんで
- 体が柔らかく動きがうねうねしている → ウナギ、にょろ
- よく寝ている → とろり、うと、スイマー(睡魔)
なんて名付けるのも、猫ちゃんにぴったりな名前が見つかりそうですね!
知人の猫に、「ぼう」ちゃんという猫がいるのですが、「ぼう」は「甘えん坊」の「ぼう」だそうです。
3.季節
人間の赤ちゃんでも、生まれた月や季節にちなんだ名前をつけることがありますよね。
同じように、猫ちゃんの誕生日や、お家に迎えた季節などにちなんだ名前を付けるのも一つです!
- 春 → さくら、たんぽぽ、つくし
- 夏 → ひまわり、太陽、スイカ
など、素敵な名前がたくさん見つかりそうですね!
誕生日や季節にちなんだ名前を付けてあげると、いつまでも出会った時の思い出を大切にできるでしょう。
誕生花、誕生石、星座・・・などなど、ヒントはたくさんありますので、あなたの猫ちゃんに合わせて調べてみましょう。
4.好きなもの
大切な家族の一員である猫ちゃんだから、あなたの好きな食べ物・人物・キャラクターなどから名前を付けるのもいいですね!
魔女の宅急便の「ジジ」、ドラゴンボールの「カリン様」など、アニメキャラクターにちなんだ名前は人気が高いです。
古風な名前が好みなら、歴史上の偉人にちなんだ名前なども良いですね。
また、あなたの好きなものではなく、猫ちゃんの好きなものにちなんだ名前をつけてあげるのも素敵ですよ。
- 好きな食べ物 → にぼし、かまぼこ
- 好きな場所 → ひなた、きゅっと(狭い所が好き)
動物病院で出会った、外国人の方が飼っている猫ちゃんで、毛布大好き「ブランケット」ちゃんという猫がいました。
可愛いですよね!
5.願いを込める
「こんな猫に育ってほしい」という願いを込めて付けてあげた名前は、猫ちゃんにとってもあなたにとっても、呼ぶ度に幸せになれる名前ですね。
- 希望を込めて → ヒカリ、のぞみ、よつば、チャンス
- 健康で元気な猫ちゃんに → げんき、むさし、わかば
など、家族の一員の猫ちゃんに、願いを込めた名前を贈ってあげてはどうでしょうか?
「チャンス」は、私が獣医師時代に出会った猫で、野良猫で体調を崩して動けなくなっていたところを保護され、後に優しい飼い主さんに貰われていった猫ちゃんに付けられた名前です。
本当に素敵な飼い主さんで、名前のセンスも素敵で、チャンスは幸せな生涯を過ごすことができました。思い出に残る猫ちゃんです。
また、願いを込めた名前を付ける時は、音の響きも参考になります。
カ行、サ行、タ行、ハ行の文字を使うと、シャープでかっこいい感じの響きになり、「元気」「力強い」などの願いを込めたい時にはぴったりかもしれません。
反対に、「優しい」「落ち着いた」などの願いを込めた名前にしたい時は、ア行、ナ行、マ行、ヤ行、ラ行の文字を使うと、あたたかく柔らかい響きになりますよ。
番外編:獣医をやっていて出会った、印象に残る名前の猫
獣医師として働いていて、たくさんの猫ちゃんに出会いましたが、中には、すごく印象的な名前で、今でも忘れられない猫ちゃん達がいます。
名付けのヒントに、私好みのセンスの名前を少しご紹介してみますね。
- 藤子
藤田さん家の藤子ちゃん。とってもシンプルな名前だけど、インパクトがありませんか?
つい、フルネームで呼びたくなってしまう名前です。
- なぁに
なぁにちゃんは、どこか困り顔の猫ちゃんで、いつも「なぁに?」って考えているようなオーラの持ち主でした。
「なぁに」という可愛い名前の響きと、猫ちゃん本人の持つオーラがめちゃくちゃピッタリで、一度会ったら忘れられない名前の猫ちゃんです。
猫の名前の付け方まとめ
どうでしょう?猫ちゃんの名前を付けるヒントが見つかりましたか?
私自身は、シンプルな名前が可愛くて好きなので、うちの猫の名前は茶トラの「ちゃー」です。
どんな名前でも、呼んでいるうちに愛着が出てくるし、最終的には猫ちゃんにもぴったりな名前に馴染んでいくのかなと思います。
考えすぎて名前に迷ってしまった時は、とにかく実際に声に出して呼んでみましょう!
呼びやすさや、呼びかけた時の猫ちゃんの反応で、「コレだな!」と思う名前が出てくるはず。
素敵な名前を付けて、猫ちゃんとの暮らしを楽しんでくださいね。
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