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ハムスターの平均寿命とギネス最高齢記録!長生きの秘訣とは?

ハムスターの寿命

どうも、こんにちは。元獣医師のにぼしです。

小さい体と愛くるしい表情・仕草が魅力のハムスターは、ペットとしても大人気ですね!

でも、何年くらい生きてくれるんだろう・・・

寿命は短いって聞くしな・・・早く亡くなってしまったら淋しいし・・・

あなたもこんな悩みを抱えていませんか?

確かにハムスターの寿命は長くありませんが、愛情を持ってお世話すれば、なるべく長く一緒に過ごすことは可能です。

そこで、この記事では、ハムスターの寿命について、平均寿命とギネス最高齢記録はもちろん、気になる長生きの秘訣についてもご紹介します。

是非、参考にしてくださいね!

ハムスターの平均寿命

ハムスターの平均寿命は2年~3年です。

私がこれまで飼育したハムスターも2年~2年半くらいで旅立っていき、残念ながら、3歳を迎えられた子はいません。

ペットとして飼われている動物の中では寿命は短いですが、小さい体で精いっぱい生きる愛すべき生き物です!

寿命が長い種類は?

ハムスターの種類別に平均寿命は異なり、一般的に、ジャンガリアンなどのドワーフハムスターよりも、体の大きいゴールデンハムスターの方が寿命は若干長いとされています。

けど、ぶっちゃけ、にぼし個人的には種類の違いによる寿命の差はあまり感じません。

同じ種類の中でも、何年生きてくれるかはハムスターによって個体差が大きいです。

ゴールデンハムスターより長生きするジャンガリアンハムスターもたくさんいます!

あくまでも「平均」寿命ですから、あなたがお迎えしたハムちゃんが最大限寿命を全うできるように、大切に愛情込めて飼育してあげましょう。

ギネス記録のハムスター最高齢

それでは、ハムスターは最長で何年くらい生きることができるのでしょうか?

ギネス記録として認定されている世界最高齢のハムスターは、4歳6ヵ月まで生きたんですって!

種類や性別など詳しいことは不明なのですが、イギリスのカレン・スミートンさんが飼っていたハムスターだそう。

平均寿命の2倍近く生きたなんて、すごいですよね!

ハムスターの老化のサイン

人間に比べると圧倒的に寿命が短いハムスターですが、それだけ早くシニア世代を迎え、老化現象があらわれるということです。

ライフステージに合わせた健康管理や日常ケアをしてあげられるよう、ハムスターの老化のサインについて知っておきましょう。

ハムスターの年齢を人間に換算すると?

ハムスターは生後半年でもう大人、2歳を過ぎる頃には、すっかりシニア世代の仲間入りなんですね。

個体差はありますが、1歳半くらいから老化のサインがちらほらあらわれ始めます。

私たち人間の感覚だと、まだまだ赤ちゃんだと思ってしまいがちですが、体の衰えに合わせて飼育環境を整えたり、病気の兆候がないかなど体調チェックに気を付けましょう。

ハムスター 人間  ライフステージ
1ヵ月 7歳 ペットショップなどで販売され始める
2ヵ月 15歳 繁殖可能になる
3ヵ月 18歳 子どもと大人の境目
6ヵ月 25歳 立派な大人
1歳 30歳 健康的な繁殖年齢はそろそろ終わり
2歳 60歳 シニア世代突入
3歳 90歳 ご長寿

※年齢換算については諸説あり、上記は私の個人的な仮説です。

ハムスターの老化がわかる症状

加齢とともにあらわれる老化のサインには、次のような症状があります。

など

こんな症状がみられ始めたら、あなたのハムちゃんもシニア世代を迎えた証拠です。

ハムスターの長生きの秘訣

大切な家族の一員としてハムスターを飼うのなら、少しでも健康で長生きしてほしいと願うのは当然ですよね。

ハムスターに長生きしてもらうためには、どんなことに気を付けて飼育すればいいのでしょうか?

元獣医師としての経験から、4つの長生きの秘訣をご紹介します。

1.ストレスを与えない

ハムスターはストレスに弱い生き物です。

ストレスがかかると体調を崩したり病気になってしまうことも。

ケージの広さや清潔さ、周囲の騒音など、ハムスターにとって快適な飼育環境を整えてあげることが大切です。

また、触られるのが苦手なハムスターには過度なスキンシップは避けてあげましょう。

人なつっこいハムスターだとしても、寝ている時に触って起こすなど、驚かせるようなことは避けてあげてくださいね。

2.良好な栄養状態を保つ

ハムスター専用フードやおやつなど、ペット用品が普及したことで、ハムスターの食生活はすごく豊かになったと思います。

基本的にはペレットを主食に、野菜や種子類、果物などを組み合わせてバランス良く栄養補給できるのが理想です。

ハムスターにも好き嫌いがありますが、だからと言って好物ばかりあげていると肥満や歯の病気など、健康上問題になることも。

特に油分が多いヒマワリなどの種子類や甘い果物類は、好んで食べ過ぎてしまうハムスターが多いので注意しましょう。

3.怪我やアクシデントを避ける

動物病院に来院するハムスターで意外と多いのが、飼育ケージ2階からの落下や散歩中の怪我など、飼育中に起こる不意のアクシデントです。

ハムスターは小さい体なので、人間にとってはちょっとした衝撃でも、ハムスターにとってはダメージが大きいです。

耳を疑うかもしれませんが、カップラーメンを作っていて、散歩中のハムスターにお湯をかけてしまったという急患も実際ありました。

せっかく飼育環境を整えて栄養状態にも気を配ったとしても、不注意でこんなアクシデントが起こってしまったら全て台無しですね。

アクシデントを未然に防ぐべく、飼育グッズなどはよく考えてハムスターに危険が及ばないようなものを選び、安全に配慮して飼育するようにしましょう。

4.病気や体調不良に早めに対処する

ハムスターのような小動物は、本能的に怪我や体調不良を隠す習性があります。

なぜなら、弱っているところを見せると、敵から狙われてしまうから。

そのため、どうしても病気の発見が遅くなってしまう傾向があるんですね。

体が小さい分、できる治療に限界があったり、腫瘍など完治が難しいケースもありますが、治療で良くなる症状もたくさんあります。

健康でも定期的に動物病院で検診を受けたり、食欲や排泄状況、目や毛並みなどを普段からよく観察し、異変が見られた時に相談できる獣医さんを予め探しておきましょう。

ハムスターの寿命まとめ

ハムスターの寿命は平均で2年~3年と短いですが、あなたが大切に愛情を込めて飼育することで、最大限寿命を全うし、幸せなハム人生を送らせてあげることができます。

生き物ですから、いつかお別れの日が訪れ、淋しく辛い思いを経験しなくてはなりません。

寿命が短い生き物は、当然それだけお別れも早くやってきます。

しかし、寿命の長さとは関係なく、あなたと一緒に幸せな日々を過ごせたなら、ハムスターもきっと満足して幸せに旅立っていくと思います。

是非、幸せなハムスターにしてあげてくださいね!

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